「みんなそうだと思ってた」繊細って言われなきゃ気付かなかった

繊細さについて

こんにちは。
紡綺ひろかです。

今回は、自分でもこんなお話していいのかな?とためらいつつ…

誰かと比べてみなければ気付かなかった「心の繊細さ」のお話をしようと思います。
巷では「HSP」とも呼ばれているものです。

ただ、今回はちょっとそういうラベリングからは離れたお話をするので、あえてその言葉について詳しく掘り下げることはしないでおきます。

専門的なお話はとくにないですが、その代わり純粋に「繊細」ってそういう意味だったんか…と私自身が気付いたことを中心にお話ししたいと思っております。

それではまいります。

みんなはそう感じないの…?という発見

数年前、とあるコミュニティでのことでした。

そこにはとても博識な方がいらっしゃって、その方がふいにこんなことを言い始めました(念のため、前後の会話については伏せておきます)。

「HSPっていう概念があるんですよ。誰かが怒られていると自分が怒られているように感じたりするような」

紡綺は絶句しました。

「え?みんなそうなんじゃないの?(心の声)」

他人が怒られてる場面って、怖くないの…?
傷付いたりしないの…?

そのときの戸惑いは今でもはっきり覚えています。
(たぶん表情は真顔だったと思うんですが)

その後の帰り道、いてもたってもいられず、取り憑かれたようにスマホでぱたぱたと調べました。
(バス待ちの時に調べてますのでご安心を)

紡綺は「あれさっき何の話してたっけ」の多い短期記憶ぽんこつ人間なのですが、HSPというワードだけははっきりと覚えていました。

それで調べてみて、世の中には繊細な人という概念があるのだと知りました。

言葉自体は知っていましたが「線の細い儚げな人」みたいなイメージを持っていて、まさか自分に付けられる言葉だとは思わなかったんです。線細くないし

一日中人と関わる活動をしていた日、周りの人たちは「疲れたねー」「これからご飯行こうよ」という感じでいるのに対し、私はもうご飯に行く気力もなく疲労困憊でした。

ご飯はやんわりお断りしましたし、それで何か困ったことがあったわけではありませんが、なんでだろうな…というもやもやした気持ちが残っていました

そういうことが何度もありました。

自分の体力がないだけだと思っていたけれど、普段から自分と同じくらいの運動量でいる人よりも疲れてるのはなんでだ?

その謎が一気に解けたような感じでした。

人より感受性が強かったからなんだ、と。

だからか!!と脳内で叫びました。
(バス停だったので)

それは魂が震えるような衝撃でした。
(めっちゃクールな顔してたと思うけど)

「みんな」じゃなかった

さて、そういうわけで自分って繊細なのか?という視点を手に入れたのですが、

「みんなそうなんじゃないの?」

という言葉も自分の中でキーワードとなりました。

みんなと比べて疲れやすいような、刺激に弱いような。

そういう、なんとなく違うなという感覚だけは以前から持っていましたが、大体そういうのを人に話しても

「みんなそんなもんだよ」
「気にしなければいいんだよ」

という返答が来るものでした。

それらの言葉は「自分だけが辛いってわけじゃないと聞いて安心する」ための言葉なのだと理解しています。

でも、いつからか私の心の奥深く、お腹の底で

「やっぱり違うじゃん!!」

という声がしました。

「みんなじゃないよね!苦手も得意も好きも嫌いもみんな違うんだから!!」

と。

ある人が「○○(名前)が不機嫌になると自分の仕事をそそくさとやってくれるから、たまにあえてそうなるように仕向けてる」と言っていました。

穏やかな空気感を保つことが何よりの優先事項である私にとっては一生選ばない選択肢だな…と思ったものです。何億かのマネーを積まれない限りは。万じゃ断る気がする

そんな小さな違いでも「みんな嫌だけどやってるんだよ」って言われちゃあ苦しいものです。

だから、たぶん「嫌」の感覚すら人それぞれなのだなあ…と感じています。

その後、本当の意味で自分の繊細さを認めるに至ったお話もしておりますので、よろしければどうぞです↓

おもしろくもあり、なんだよ!でもあり

こうやって書いていると

「いやいや紡綺さんよ、人それぞれなのは当然のことだろう?繊細さだって違いがあるのは当たり前じゃないか」

とセルフつっこみが炸裂するのですが、紡綺はそういうことになかなか気付けない生き物なのです(最初の投稿まんま)。

自分の繊細さについて語ることにもためらいがあって、「こんなつらい思いをしているんだよ~」っていうアピールがどうしても苦手でした。

なので、ここまで書いておきながら
「こんなこと言って大丈夫かな…(怯)」
と思っていたりもします。

それでも「こういう人がいるんだな」と知る機会や「これ私だ!」という気付きの機会になるのなら…と思いお話しさせてもらいました。

ちなみに、自分が当たり前にできていることも周りからしたら「よくそんなことできるね(多分良い意味で)」と言われて、

「え?みんなできるものじゃなかったの?」

って思うようなこともあります。

(作品の優劣はともかく、何万字もの小説原稿をにやにやしながら書いていたのとか。変態ですね)

その違いがおもしろくもあり、「なんだよ!」ってなることもあり。

全部をおもしろがれる人になれたなら楽かもしれませんけど、なかなかそうはいかないのが人間という生き物なんですね。

では、今回はこのあたりで。

また気付いたことがあったらお話ししたいと思います。

それでは。

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